PSO2 ファンタシースターオンライン2 攻略 Wiki

具現武装「グリモワ・メルヒェン」は、見た目は大きく分厚い本で、古典的な革装丁の洋書を思わせる。
表紙には「Kinder und Hausmärchen」と言うタイトルが書かれている。「子供たちと家庭の童話」という実在する童話*2である。

限定空間内に世界を創造する能力を持ち、
EP4-5-1（ストーリーボード【103-C】「覚悟」）では創造した「物語の世界」に対象を閉じ込め、延々と同じことを繰り返させるという厄介な異能を見せた。
「物語の世界」に一度入ると外界から隔絶され、記憶や時間まで戻ってしまうので大抵は時間の繰り返しに気づくことはない。
ただし下準備はかなり大変だった様子で、「物語の世界」の物理的な広さや「物語の内容」に応じて、能力の下準備の手間暇が変わるものと思われる。

戦闘ではこの能力は「体力全回復」というかたちで描写され、ラプラスの悪魔を完全回復させてしまう。
オークゥが「フルと組めば100%大丈夫」と言ったとおり、オークゥの能力とのコンボは非常に手強く、歴戦のアークスでも苦戦させられるだろう。

EP4のストーリークエスト3章において、オークゥ、アラトロン、オフィエルらと共にヒツギやプレイヤーの前に現れる。
本人曰く「挨拶に来ただけ」らしく、プレイヤーらに戦闘を仕掛けようとしたオークゥを止めている。

月面に建造されたマザークラスタの本拠地にてプレイヤーとエンガを迎え撃つべくオークゥと共に出撃。
手始めにプレイヤーたちを能力で造った「物語の中」に閉じ込め、同じ時間を幾度も繰り返させた。
しかし僅かな繰り返しでプレイヤーに見破られたため(おそらくプレイヤー自身がもともと時間遡行能力を備えていることが原因と思われる)姿を現し交戦。オークゥと共に敗北し、このヒツギの救出劇そのものが仕組まれた罠であったことを告げた後、本拠地を爆破し、オークゥと共に運命を共にした。
マザーだけを信奉し周囲を顧みなかったその結末はエンガに同情らしきものを抱かせていた。

EP4設定資料集によれば、若き天才小説家だったが周囲から認められずに孤立していたところ、マザーに助けられ才能を開花。その恩義から絶対の忠誠を誓うようになったという。
なお、月面基地を爆破したのは「マザーを喜ばせたい一心から」と動機が語られており、爆破自体はフルとオークゥの独断であることが窺える表現となっている。
また「自分が敗北することも見越していたようだ」とも記載されている。

月面にて死を覚悟した彼女は、ファレグにより救出され、九死に一生を得ていた。
アースガイド地下にて天使たちに阻まれ進退に窮したヒツギらの前に、オークゥ、アラトロンらと共に現れ、天使たちを瞬く間に一掃する。
これは手助けではない、マザーの敵討ちのためだ、と言い放ち、ヒツギらにアーデム打倒を託した。

騒動の終息後、ヒツギらの通う天星学園高校に、国語の教師、さらには女子寮寮長として着任している。
同じく数学教師として着任したオークゥと共に、学業をサボって逃げるエンガを勉強部屋に監禁すべく、日々逃走劇を繰り広げているようだ。

サボりの常習犯エンガと学力の低いコオリが留年の危機に陥ったため、フルはオークゥとアラトロンと共に二人を引率し補習合宿に参加させる。
途中で加わったハギトも交え、一行は謎の幻創種による幻想世界へと引き込まれてしまった。
調子に乗って自分を「立派な大人」と語るハギトに対し、フルは「貴方みたいな大人になりたくない」と冷たく答えていた。

実は、そこは「エーテル使いの願望を読み取って具現化する」という不思議な空間であり、快楽にどっぷり浸からせ、堕落の果てに現実世界の存在を忘れるというものだった。
件の幻創種は「夏休みを楽しめなかった者たちの無念」から生まれた存在であり、一行はその無念と共通する想いがあったため引き込まれたのだった（アラトロンだけはそういう想いがなかったの引き込まれなかった）。

しかしヒツギの存在を思い出したコオリが呪縛を打ち破り、幻創種が姿を現す。
最期はコオリとエンガによって幻創種は討伐され、一行は現実世界への帰還を果たした。
その後、フルはオークゥと付きっ切りでエンガとコオリの補習を監督した。フルに至っては夏休みを潰されたことから半ばキレており、エンガとコオリも逆らえず大人しくしていた。

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