【深遠なる闇】: NPC | エネミー
EP3における最終ボス。プレイヤーとは深い因縁を持つ。 宇宙のすべてを侵食し、フォトンとそれを扱う者を消滅させようとしている。 ダークファルスを超えるモノであり、眷属は歪極獣。 既に封印されている先代と、新たに誕生した二代目がいるが、ここでは主に二代目について掲載する。 「有象も無象も闇に潰れ、無へと帰す」 「もう、手遅れなんだよ」 「ここに、滅べ……」
ダークファルスを生み出した個体(元祖)と、EP4現在ナベリウス上空にとどまっている新しい個体の二種類がいる。 ここでは便宜上前者を先代とするが、代替わりはしておらずどちらも健在である。 EP1からEP5までのストーリーに関わってくるのは後者の「新しい個体」であり、 先代の「深遠なる闇」は最終章のEP6にてストーリーに関わってくる。
10年前の三英雄二代目クラリスクレイスの最期は【深遠なる闇】へと至るというものであった。 ダークファルスやダーカーという形で残されてしまっている大量のダーカー因子を体内に取り込むとダークファルス化、果ては【深遠なる闇】となってしまうことが判明。 全てのDFのダーカー因子を重ね合わせれば【深遠なる闇】と同等の因子が貯まり、新たな【深遠なる闇】の誕生(事実上の復活)に至るということで、【双子】はそれを目的に活動していた。 EP3終盤では主人公が持っていたダーカー因子とダークファルスの力が許容限界を超えたため【深遠なる闇】の依代になりかけてしまうが、これら全てをマトイが引き受けたため身代わりになる形で彼女が【深遠なる闇】となってしまう。まだ顕現はしていなかったらしくナベリウスの地表で佇んでいたところ、主人公とアークスの仲間たち、そして【仮面】の協力によって彼女が抱えていた全ての闇は【仮面】が引き受ける。その時はディーオ・ヒューナルという個体と化し、プレイヤーたちと戦うことなく引き下がっていった。 当時についてはマトイの項目に詳しい。
緊急クエスト世界を壊す流転の徒花にて対峙する【深遠なる闇】は、【巨躯】、【若人】、【敗者】、【双子】のDF4体分の因子を全て取り込んだ【仮面】。即ち依代となったのは「遠い未来より現れた並行世界の主人公」である。 そのため主人公の性別によって攻撃時のボイスが変化するほか、EP3をクリアしていると個人戦でプレイヤーキャラクターとまったく同じ姿で現れる(これは独極訓練:天極と地極の最後に戦うこととなる【深遠なる闇】にも反映される)。能力と目的はオリジナルと変わらない。
新たな【深遠なる闇】は【仮面】の意識を押さえつけ、かつての力を取り戻すべく惑星ナベリウスを侵食しようとする。ナベリウス上空に出現し、惑星までのワープトンネルを形成。無数の【双子】を生み出し、バリアを展開させた。 主人公にとってすべてが始まった場所、ナベリウス。その上空を舞台にアークスと【深遠なる闇】の戦いが始まった。 アークスの総力によってナベリウス侵食は阻止され、主人公によって【深遠なる闇】の身は砕かれたが後述のようにフォトンそのものであるためすぐに復活してしまう。 そこで主人公との戦いで支配が弱まり、依代となった【仮面】が時間を巻き戻すことで【深遠なる闇】を過去へと飛ばし、復活のたびにアークスたちに退けられることとなった。
正体はかつてフォトナーたちがシオンより授かったフォトンの技術を利用し、シオンという存在を模倣して作り上げようと意志を持たせたフォトンの結晶。即ち、人工全知存在(アカシックレコード)として作成されたものだった。 全宇宙に版図を広げ肥大化し過ぎたフォトナーの組織管理を任せるため生み出された*1。しかしルーサー曰く、フォトンが持つ「人の感情の影響を強く受ける」性質が災いし、作成当時文明の末期にあったフォトナーたちの負の感情が反映されてしまう。こうして人造全知存在は変異。【深遠なる闇】となった。 目的は「フォトナーの抹殺」及び「フォトンの抹消」。フォトンとそれを扱うフォトナーこそが平和を乱す元凶という答えを出し、【深遠なる闇】は与えられた「管理と統制」のため行動を開始。ダーカーを先兵として生み出し、フォトンを使役する者に狙いを定め、全宇宙規模の戦争を引き起こした。なお、ダーカーとはダークファルスの一部であり、【深遠なる闇】の意思によって動かされる駒である*2。当時のフォトナーたちは一人のフォトナーにフォトンを押しつけ、餌とすることで囮にし、何らかの手段を用いて封印した(アウロラ談)。この「フォトンを押しつけた」というのは、EP4設定資料集によると「全フォトナーのフォトンを扱う能力自体を一人のフォトナーに移植した」とのこと。 しかし、【深遠なる闇】は無尽蔵にダークファルスを生み出す能力を持っていた。封印される直前にダークファルスが産み落とされたが、既にフォトナーたちに対抗手段はなく、逃げるしかできなかった。結果的に一人を犠牲にしたことで自分たちの首を絞めることとなった。これらの経緯から、フォトナーに代わって戦うべく生み出された「兵隊」がアークスである。 なお、EP3で戦うことになる後天的に生まれた【深遠なる闇】も能力と目的はオリジナルと変わらない。
また、【深遠なる闇】以前に作られた人工全知存在のプロトタイプの一つが後々別の事件を引き起こし、そして紆余曲折を経て異次元より帰還したフォトナー全てのフォトンを押し付けられた生贄の器に封じ込められた【深遠なる闇】そのものとの戦いがEP6にて描かれることとなる。 また、以前からアークスと交流のあるとある惑星の長も、試作人工全知存在の一つであった。
現在の動向は【仮面】を参照。完全には意識を【深遠なる闇】に乗っ取られておらず、マトイをかばうような姿勢を見せる。 EP3終盤から2年経過した現在も【仮面】は時間遡行により【深遠なる闇】をナベリウスに縛り付けている。 最終的にはアニメ版でイツキたちが撃破したDF・アプレンティスの因子を吸収した。
ナベリウスに新種のダークファルスが出現し、プレイヤーに襲いかかってきたが、これは【深遠なる闇】(【仮面】)が生み出したものである*3。
先代についての項目で述べた「人工全知存在」は【深遠なる闇】以前にもいくつか作られており、一番最初に生まれたのは亜空間に投棄されていた*4。 それが惑星・地球の存在する別の宇宙へと流れ着き原始地球と衝突、破片がまじりあって生まれたのが現在の地球と月であったことが判明する。 なお、他にも作成された個体がいるようだがその処遇については本編でも設定資料でも明言されておらず不明である。 ドラマCD「~シエラ'sリポート~」でのアウロラによれば、他の「失敗作」も異世界に捨てたという。廃棄した理由についてはアウロラも知らないため不明。
惑星シオンと同様にまた人型の本体(?)を持っており、それがマザーを名乗って登場する。 フォトナーに敵意を抱いているのは【深遠なる闇】と同様であるが、演算によりフォトン抹消を目的とした【深遠なる闇】とは異なり自分を失敗作であるとし投棄したフォトナーへの復讐が目的であった。
新種のダークファルスを元に生まれたハイブリッドを取り込んだマザーはフォトンでなくエーテルで構成されたダークファルスならぬ「エスカファルス」と化す。 現在活動している【深遠なる闇】が【巨躯】【敗者】【双子】【若人】の力が結集したことで生まれたためか、それぞれのダークファルスの特徴を強く持つ。 そのマザーを吸収した地球人を依り代に顕現したのが地球世界の神「デウス・エスカ」である。 そのような関係からか【深遠なる闇】本体の人型形態とエスカファルスやデウス・エスカはどことなく似ている。
シエラ、マザーの発言を元にするとシオンとマザーと【深遠なる闇】の順で姉妹関係である。
【深遠なる闇】はフォトンが存在し続ける限り復活を続けることがシャオより語られた。 仮に依代を破壊しても次の人間に憑依するのは目に見えている。 そのため、シャオはヒツギが持つ具現武装の「依代からダーカー因子を切り離す」能力に目をつけ、その能力をプレイヤーのコートダブリスに再現させる。 そしてプレイヤーとマトイは戦いの末【深遠なる闇】を沈黙させ、エスカファルス・マザー戦で行ったのと同じように闇を祓い依代になっている人物を救出する作戦を行う。
しかし、深遠なる闇はプレイヤーたちのフォトンを破り、プレイヤーを捕獲したまま何処かへと転移してしまった。 その後、恐ろしい速さで規模を拡大するブラックホールが出現。やがて宇宙全体を飲み込むほどまで成長すると言われている。
地球での一連の事件を通し、エーテルがアークスの存在する次元に流入、フォトンと結びついてしまう。 アカシックレコードはフォトンを介することで、「想いを具現化する」エーテルの特性を入手、自身の見る「夢」を現実世界に具現化する。 プレイヤー達に滅ぼされる寸前、【深遠なる闇】は「夢」の存在に目ざとく気付き、その「夢」の世界へ逃亡したのであった*5。
これにより「夢」こと異世界オメガは、「アカシックレコードの見る夢」と「深遠なる闇」の両方の性質を備えることになる。 マナと呼ばれるフォトンに似たエネルギーが満ち、また現実世界のアークスに似た人物が存在しているが、 一方でダーカー因子で構成された徒花エフィメラが世界中に咲き誇り、戦争の火種と戦乱が絶えない世界となった。
プレイヤーは深遠なる闇により異世界オメガに連れ去られたが、シャオによると【仮面】の反応があちこちで出たり消えたりしているので、オメガの座標は特定できないという。
「夢」に入り込んだことで、曲がりなりにも全知存在と融合した【深遠なる闇】は、歴史改変にも近い能力を得る。 アークスシップを襲ったダーカーが妙に強くなっており、シャオによればこれは歴史改変と同じ要領でダーカーの強さを書き換えた結果だという。 また膨張するブラックホールが取り込んだものを吸収しているらしく、【深遠なる闇】の力も増しているという。 オメガ側ではダークファルスとその眷属ダーカーも出現しており、プレイヤーがオメガ・ヒューナルを倒した後、ブラックホールの勢いが弱まったことが確認されている。
実はオメガに逃亡した後、【深遠なる闇】はオメガの大地に吸収されていた。プレイヤーたちは【深遠なる闇】の背中で冒険していたようなものだったのだ。 更にオメガの大地となった【深遠なる闇】から生まれた、新たなダークファルスがプレイヤーたちの前に立ちはだかる。
新たなダークファルスはある人物を「器」とすることで、地中に滲み込んだダーカー因子を抽出し獲得、 【深遠なる闇】に匹敵する存在「エルガ・マスカレーダ」となり、あらゆる存在を無に帰すという【深遠なる闇】の本懐を遂げようとする。 だが【仮面】が密かに力を貸したことでエルガ・マスカレーダはプレイヤーに撃破され。それに伴いブラックホールは消滅。【深遠なる闇】(【仮面】)の反応も消え去った。 後代の「深遠なる闇」はここに滅ぼされ、EP1からEP5に渡る戦いに一つの終止符を打つことに成功する。
しかし、後代【深遠なる闇】は消滅したものの、そのエネルギーはとある人物により吸収され、利用されることになる。
アークスの総力を挙げた作戦により、終の女神「シバ」は討ち取られたが、 シバという依代を失った【深遠なる闇】は、次に強力な力を持つプレイヤーを依代とし、憑依する。 だが、世界が滅ぼされることを防ごうとしたプレイヤーにより、「宇宙が始まる前、無の世界」に時間遡行で連れ去られ、 滅ぼす物のない世界で、プレイヤーと共に消え去ることとなった。
【深遠なる闇】とプレイヤーは無の世界で消え去ったが、両者の痕跡は新たな世界の原点となり、 アカシックレコードとなって再び歴史を繰り返していくことになる。
アークスの総力を挙げた作戦により、終の女神「シバ」は討ち取られたが、 シバという依代を失った【深遠なる闇】は、次に強力な力を持つプレイヤーへ憑依し、依代とする。 しかし、世界が滅ぼされることを防ごうとしたプレイヤーにより、「宇宙が始まる前、無の世界」に時間遡行で連れ去られた。
このまま滅ぼす物すら無い世界で、プレイヤーと共に無へ消え去ると思われたが、 プレイヤーの意思を汲み取ったシオンにより、プレイヤーもろとも現世へと連れ戻され、 直後に救援として現れたマトイ、ヒツギ、ハリエットによりプレイヤーから切り離される。 依代を失った【深遠なる闇】だが、その根元部分である「純然たる破滅意志」は【原初の闇】ゴモルスとしてその場に残り続けていた。
「深遠なる闇」という言葉はシリーズ四作目のPS4こと『ファンタシースター 千年紀の終りに』が初出だが、ダークファルスを生み出す封じられた存在と言うこと以外共通していない。出自から言っても別の存在である。
緊急クエストでの【深遠なる闇】戦闘BGMはPS4のものがアレンジされている。 内訳は以下の通り。
なお、PSIV、PSOEP3ともにPSO2でのBGM引用は初となる。 作曲の小林秀聡氏によると、氏はEP3繋がりでPSOの「"IDOLA" The Strange Fruits」を使おうとしたが、酒井プロデューサーからはPSIVの「Ooze」を使う事を提案され、「なら両方ぶち込む!」とこの構成になったとのこと。
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